~2024モデル紹介その②:HOYT AXIAフォームコアリム

投稿:2023年8月24日

発売以来ワールドカップや世界選手権など数々の国際大会で実績を残した【AXIAレジンコア】リム。2023年のAXIAは耐久性に優れた樹脂注入ウッドコアを芯材に使用していました。2024年はHOYT独自のシンタクティックフォームコアを採用したモデル【AXIAフォームコア】が新たに加わります。

【AXIAフォームコア】リムの開発コンセプトは、温度や湿度など外的要因の変化に左右されることなく、試合の最初の1射から最後の1射まで同じパフォーマンスを保ち続けるということでした。シンタクティックフォームコアという人工的な芯材と仕上げの組み合わせにより、外的な環境の変化に対する耐性が向上しています。例えば炎天下の試合の場合、リムの温度が短時間で一定の温度に上昇して安定した状態になるので、試射から試合を通して変わらないパフォーマンスが期待できます。塗装が白系のリムの方が温度の上昇が緩やかなのですが、逆に試射の時とスコアリングが始まった時でリムの温度が変化し続けることになり、パフォーマンスが安定しないということが起きる可能性があります。黒系の塗装の方が温度の上昇が早く、その分短時間で安定した温度に達するということから【AXIAフォームコア】リムは全面黒系の仕上げとなっています。

2024年モデルの【AXIAフォームコア】リムにはリム先端のティラーボルトと接する部分にデルリンという樹脂でできたフォークパッドがはめ込まれています。デルリンは高い強度と剛性を有する樹脂で、低摩擦と高摩耗性を兼ね備えた素材です。フォークパッドはドローイング中のリム先端とリムボルトの摩擦によって生じる異音を防ぐとともに、リム先端の耐摩耗性が向上して良い状態が長く保たれます。

2024年モデル AXIAフォームコア仕様
■リム接合方式:フォーミュラ/グランプリ
■8層カーボン/シンタクティックフォームコア
■サイズ:ショート、ミディアム、ロング
■強さ:22~50ポンド(2ポンド単位)

2024年のHOYTのハイエンドリムは、メテ・ガゾス選手が世界選手権で優勝する際に使用した樹脂注入ウッドコアの【AXIAレジンコア】と、よりスムーズな引き感のシンタクティックフォームコアの【AXIAフォームコア】の2タイプから選べます。

【AXIAフォームコア】リムのお問い合わせ・ご予約はSHIBUYAアーチェリー世田谷店オンライン店へ!