
世界で最も選ばれている競技用リカーブアローレストの最高峰。
最高の精度と極限まで薄くした機構は、完璧なクリアランスを提供します。
特徴
DLCコーディング※1 を施したオフセットスタイルのレストピン
レーシングマシンのエンジン部品にも使用されている、摩擦係数が小さく、 硬くて摩耗しにくいDLCコーディング※1をレストピンに採用。矢がレストを通過する際のエネルギーロスを最小限に抑えます。
オフセットスタイルなので、外径の小さいアローシャフトを使用してもレストピンがブランジャーチップに接触しません。
※1: DLC(Diamond Like Carbon)コーティングとは ・・・非結晶(アモルファス)構造の非常に平滑なカーボンの薄い皮膜のコーティング
パーフェクトクリアランスを可能にするデュアルアジャスト機構
アローシャフトの太さに合せて、レストピンの上下位置の調整はもちろん、 サイトウインドウの深さや、ブランジャーのセッティングに合せた開き角の調節も可能です。 もうレストピンをカットしたり、曲げたりする必要はありません。アローシャフトを乗せた状態で、 レンチを差し込み、レストピンのロックねじを回すことができます。レストピンの交換も簡単です。
CNCマシン※2 による削り出し加工だから実現した、高精度パーツ
CNCマシン※2 による精密切削加工により、主要パーツの寸法公差をミニマムに抑え、 これまでにない高精度を実現。立体的な加工も可能となり、マグネットをV字型に配置したVロックデザインが誕生しました。
※2: CNC(Computer Numerical Control)・・・コンピュータ数値制御による切削加工機械
復元力が飛躍的に向上、シブヤ独自のVロックデザイン
2つの磁石をV字に配置した新技術”Vロックデザイン”により、磁石の間をつなぐ磁力線が確実にレストピンを引き戻しキャッチ。 レストピンの復元力と再現性が飛躍的に向上しました。 マグネットには耐食性が高く、温度変化による磁力の低下が少ないサマリウム・コバルト磁石を採用。安定した性能を保ちます。 また磁石の間のスペースに、アジャスト機構を埋め込んだことにより、3mmのロックねじを使用しつつ、両面テープを含んだ最大厚さを3.8mmまで薄くしました。
左右兼用デザイン
レストピンの入れ方を上下逆にすることにより、一つのレストで右用と左用を組み替えることが出来ます。
ULTIMA リカーブレスト
開発秘話
Product development
アローレストで重要な要素とは何か。市場で人気の高いレストや課題を調査し競技用アローレストに必要ないくつかの要素を選定しULTIMAレストの開発はスタートしました。
その中でも最も重要となったのはクリアランスを確保するため本体の薄さ。一つのレストですべての弓、矢に適応できるように、上下及び開き角度の無段階調整や矢に負荷を与えない構造。これらを実現しながら極限まで薄くすることは非常に難しい課題でした。
【薄さと機能性】の両立を目指し、構想・開発した新技術”Vロックデザイン”は、2つの磁石をV字に配置したことにより、非常に安定した復元性を持ち、かつ上下左右調整もレンチ1本で調整可能な構造も持ち合わせています。採用したレストピンもプランジャーとの緩衝を避ける為にオフセット構造を取り入れ、表面に摩擦係数の低いDLCコーティング施すことで、矢がレストを通過する際のエネルギーロスを最小限にしました。このたった全長2.5センチの小さな本体には、想像以上にアイディア・技術が詰め込まれています。発売から10年。リカーブ用アローレストの最終到達点として、今も世界トップ選手に選ばれ続けています。





