~HOYT2026年モデル紹介 その① グランプリ エクシード2
投稿:2025年8月28日 HOYTの2026年モデルが発表されたので、順次各モデルを解説していきます。今回はグランプリタイプ(IFL方式)の【エクシード2】をピックアップしました。【エクシード】と言えば、昨夏パリ大会でメダルを独占したことで、去年の後半から人気が再燃して一時期入手困難なモデルとして注目されたこともありました。【エクシード2】は実績のある【エクシード】をベースに、剛性・バランス・振動制御・チューナビリティをさらに高めた次世代リカーブボウとなっています。
HOYTでは2026年モデルの開発に向けて、リカーブボウより生産数・モデル数ともにはるかに多く、より過酷な環境で使用されるコンパウンドボウの開発に携わってきたエンジニアをメンバーに加えました。トップアーチャーの感覚的なフィードバックだけでなく、エンジニアの設計面・加工面での豊富な経験・知識を基にリカーブボウの新時代を切り開くモデルとして【エクシード2】が誕生しました。

Classic Hoyt Geometry …クラシックHOYTスタイル
【エクシード2】は【エクシード】同様、1980年代にHOYTの創業者アール・ホイット氏によって設計された、全ての競技用リカーブハンドルの原型といっても過言ではないゴールドメダリストのハンドルジェオメトリー(グリップのピボットポイントとハンドル/リムの支点の位置関係)を継承しています。グリップのピボットポイントで上下の重量バランスが取れた設計は、リリース時の素直なレスポンスとポジティブなフィードバックをもたらします。ゴールドメダリスト以来多くのトップアーチャーに支持されてきたHOYTハンドルの安心感を感じさせるフィーリングは、長年HOYTを愛用してきた方にはもちろん、初めてHOYTを手に取る方にもしっくりと馴染むことでしょう。
Engineered Flex Management …剛性の最適化
ハンドルは剛性が高く硬ければ良い、というわけではありません。リムが返って行く際のストリングの軌道の精度を高め、毎回同じ軌道を再現するため、またアーチャーのミスの要素に対して寛容なレスポンスを確保するためには、ハンドルが適度に「しなる」ことが需要なのです。
HOYTでは【エクシード2】の開発にあたって、フィンガーリリースによって起きる矢の蛇行現象を考慮し、ストリングの軌道の安定性と人間的な要素(フィンガーリリース)に対する許容性に重点を置いて設計されています。ストリングをまっすぐ返すために、必要な時に、必要な部分が、必要な方向に、必要な量だけハンドルが曲げ伸ばしされるように設計されているのです。

Monobloc Verta-Tune System
バータチューンプレートは、アローレストとプランジャーの垂直方向の位置を標準位置と高い位置の二段階に調節できるシステムです。最近は他社のハンドルにも同様の仕組みが採用されていますが、レスト位置を垂直方向に調節するという発想はアール・ホイット氏が考え出したものです。1980年代に発売されたオリジナルのゴールドメダリストハンドルに、バータチューンプレートがすでに搭載されていました。
【エクシード2】では、これまでクリッカーエクステンションプレートと一体だったバータチューンプレートをクリッカーと別部品にした【モノブロック バータチューン システム】を採用しています。別部品にすることでハンドルデザインの自由度がひろがり、ハンドルの三軸剛性が向上するとともにクリッカーのフィードバックが向上しています。クリッカーのフィードバックの向上というのは、クリッカーが鳴った時には、アーチャーは音だけでなくクリッカーがクリッカーエクステンションをヒットした時の衝撃も感知して反応しています。

クリッカーに対するレスポンスの早さは、再現性の高い射をするための鍵を握る要素です。クリッカーに反応して、取りかけがリラックスするまでの時間差が小さい方が、誤差やミスの要因が少ないと言えます。反応速度の速さには個人差があると思いますが、一般的に反応を引き起こす刺激が1つよりも複数ある方が反応速度が向上します。【モノブロック バータチューン システム】によって、クリッカーエクステンションからハンドルを通して伝わるフィードバックが55%向上しているとのことです。
豊富なカラーバリエーション

2026年モデルは従来のセラコートからパウダーコート仕上げに切り替わります。削り出し加工から塗装まで、全てソルトレイクシティーにあるHOYT自社工場で行われます。バリエーションも豊富で、ポーラーホワイト、インパクトブルー、パーフェクトオレンジ、ブルーオンブラック、ピンク、スキーター、レッドフレーム、Tiシルバー、ツイステッドグリーン、リキッドブラックの全10色となります。
Pro Series Limb Pocket

①ストリングテンションテクノロジー
リムポケット内に搭載されたリムロッカーというパーツのポジションを変えることで、クリッカーエリアでのリムの引き感を3段階にカスタマイズできる画期的な機能です。同じリムで、スムーズな引き感と張りのある引き感を引き出すことができます。
②プロシリーズダブテイルブロック
ストリングを張ったままリムとハンドルのアラインメント調整が可能な機能を備えたブロックには、リムとの接点にドローイング時の異音を防ぐ効果がある高精度合金パーツが配置されています。、
➂360°ダンパー
リムポケット内にリリース時の振動を効果的に抑制する360°ダンパーが標準装備。ダンパーを取り外しパーフェクトバランスウエイトシステムを取り付けることも可能です。
④プロシリーズリムボルト
耐腐食性の高いステンレス製のリムボルトには、ティラー調整の際にリムボルトの回転量がわかりやすい目盛が刻印されています。

Xceed2 仕様
- サイズ:H25/RH、LH H27/RHのみ
- 重量:1,361g(H27:1,497g)
- リム規格:グランプリ(IFL 国際標準規格)
- アルミニウム合金削り出し加工
- プロシリーズリムボルト(ティラー調整機能)
- プロシリーズダブテイルブロック(ストリングテンションテクノロジー搭載)
- 360°ダンパー(リムポケットダンパー)標準装備
- EFM(ハンドル剛性最適化設計)
- モノブロックバータチューン標準装備
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