~CPL SHOOTING TIPS:コンパウンドのアンカーポイント
投稿:2026年4月4日コンパウンドを始めたばかりの方も、ある程度経験を積んでいる方も、アンカーリングの際にストリングが鼻につかないとか、ピープサイトがのぞきにくいという悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。ストリングは鼻につかなくてもしょうがない、とあきらめていませんか?
ピープサイトを使用するコンパウンドボウでは、ストリングを鼻につけることが重要です。なぜなら、ストリングを鼻につけることによって、ピープサイトと目の距離が一定になり、ピープサイトを覗いた時のホールの見掛けの大きさや角度が一定になるのです。ピープサイトの見掛けの大きさが変わるとアンカーの精度が変わり、的中位置の変化につながります。
トップ選手のアンカーを見ると、引き手の位置が高い、低いの違いはあっても、共通している点があります。それはストリングが鼻の頭についているという点です。

まずストリングを鼻につけことから始める
ストリングが鼻につかない、というアーチャーの多くは、「つけようとしても鼻につかない」と思っている方が多いようです。また、鼻についているとアーチャーでも、顔向けを動かしたり、手をこねくり回さないとつかないという方もいます。コンパウンドのアンカーリングの最大のポイントは「まず最初にストリングを鼻につける」ことです。ストリングが鼻についてピープがのぞけた位置で、手を顔につけるだけで良いのです。
ストリングを鼻につけて、ピープサイトを覗いてから、手を顔につければ、簡単に再現性の高いアンカーリングをすることが可能です。逆に、手を先に顔につけてからピープを覗こうとすると、顔を動かしたり、手をもう一度付け直したりするなど、再現性を損なう余計な動作をしないとピープが見えないという状態になります。
コンパウンドでシングルラウンドを射ったことがあるアーチャーなら経験があると思いますが、長距離(70m以上)と短距離(30m)では、適正なピープサイトの高さは異なります。シングルラウンドが主流のころは、70mでピープサイトの高さを合わせて、短距離では手の位置を変えたり、あごを少しひいたりして射っていました。フィールド競技でも、同様の現象が起きます。ストリングを鼻につけてピープを覗いた時に、手が顔に触れた位置というアンカーをしていれば、距離によってピープが見やすいとか、見にくいという現象はなくなります。
アンカーポイントの構成要素
アンカーリングする作業を時系列で考えると以下のようになります。カムが止まってから、まず何をするかが、再現性の高いアンカーリングの鍵です。
- カムが止まる
- ストリングが鼻につく
- ピープが目の前に来る
- 引き手が顔に触れる
アンカーポイントを構成する最も重要な要素は、動作の順番と言っても良いかもしれません。この順番で動作すれば、簡単にストリングが鼻についた再現性の高いアンカーポイントが出来上がります。



トップ選手のアンカーを見ればわかると思いますが、引き手が顔につく位置は人それぞれですが、共通しているアンカーポイントの構成要素があります。
- ストリングが鼻についている
- ノックとストリングの接点が目の真下にある
ほとんどの選手が上記の二つの要素を満たしています。ストリングがこれ以上奥(引き手の肩側)に来ると、ストリングが頬に食い込んでしまい、矢飛びに影響が出ます。コンパウンドボウはホールディングウエイトは10~15ポンド程度でテンションが弱いため、外的要因の影響を受けやすいのです。頬に食い込むことによってストリングにかかるストレスは、リリース時のストリングの出だしの挙動に影響します。ストリングが頬に食い込んでいるアンカーでは、ペーパーチューニングでカムポジションを変えても、レストの位置を変えても、裂け方が変わらないというアーチャーは、。ペーパーチューニングで左に裂けやすくなるだけでなく、左方向のミスショットにもつながります(右射ちの場合)。
実際のシューティングでは、これにエイミング(ドットを的の中心に合わせる)という作業が加わります。いつエイミングするかは、大きく分けると以下の3通りあります。
- カムが止まったら、まずスコープを的と同心円に合わせる
- ピープを覗いたら自然にドットが的の真ん中にある
- ピープを覗いてからドットを的の真ん中に下してくる
自分がやりやすい方法でエイミングすれば良いのですが、「ピープを覗いて引き手が顔についてから的を探す」というのだけはNGです。的を探している間にフォームが崩れてしまいます。
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