~イーストン最速!スーパードライブマイクロシャフト

投稿:2022年6月12日

こんにちは。渋谷アーチェリー世田谷店です。
世界情勢の影響もあって輸入品の価格が高騰しており、カーボンアローも例外ではりません。コストパフォーマンスに優れたシャフトはないものか、と思う今日この頃です。

雨や風の影響を考慮しなければならないアウトドアの試合では、細くて適度に重いX10やプロツアーのような矢が一番良いと言えます。X10やプロツアーは断面密度が大きいので弾道学的に優れています。何が優れているかというと、発射時に与えられたエネルギーを失いにくいので、長い距離を飛んだ後もスピードが落ちにくい=風外的要因の影響を受けにくいのです。問題点は、細くても十分なスパインの硬さを得るために樽型形状やテーパー形状に加工されているため価格が高いところです。断面密度を取るか、コストを取るかおおいに悩むところです。

ただ、コンパウンドで距離が50mまでということを考えると、超極細で適度な重さの高級な矢ではなくとも、細くて軽くてスピードが出るシャフトでもある程度戦えるのでは?という思いがよぎるのは私だけでしょうか。そこでご紹介したいのが、1ダースで2万円台(シャフトのみの価格です)で購入できる超軽量オールカーボンシャフト、イーストンの2022年の新製品【スーパードライブマイクロ】です。

小口径ハイズピードアローシャフト【スーパードライブマイクロ】

最速の小口径・超軽量シャフト
【スーパードライブマイクロ】の外径はA/C/Eとほぼ同じ5.5㎜前後です。X10やプロツアーのような超小口径シャフトに比べると風の影響は受けやすいかもしれませんが、スピードが速いので大きく流される前に的に到達するのでは?という期待もあります。軽くて初速が速くても外径が太いと50m過ぎたあたりから失速しやすくなるので、ACEやプロコンプと同じクラスの小口径シャフトは心強いですね。
そして同等スパインで比較すると【スーパードライブマイクロ】はA/C/Eよりも軽量で、イーストン最速のカーボンアローと言えます。イーストンだけでなく同等のスパインのシャフトの中では最速の部類で、競合メーカーのBLACK EAGLEのディープインパクト、Xインパクトなどと比較しても勝るとも劣らない軽さと速さを誇ります。スパイン425番で比較した場合は、【スーパードライブマイクロ】の方がわずかですが軽くて速いですね。コンパウンド、リカーブを問わず、軽さとスピードの速さはポンドが高くないアーチャーには大きなアドバンテージとなります。

均一性の高いACCU CARBON製法
【スーパードライブマイクロ】は、単純にカーボンシートを巻きつけて成型するのではなく、イーストン独自のカーボン繊維を編み込む製法により、シャフトの360度全周方向のスパインが安定した均一性の高いアローシャフトとなっています。スパインの均一性に関しては、1本1本のシャフトが均一であることはもちろん、1本のシャフトの中においてどの方向にしならせても同じスパイン(硬さ)であることが重要です。最近は見かけなくなりましたが、イーストン/ビーマン以外のメーカーの引き抜き製法で製造されたオールカーボンシャフトでは、シャフトの肉厚が均一でないものが混ざっていることが多く見受けられました。肉厚が均一でないということは、シャフトが厚い方向にはしなりにくく(=スパインが硬い)、薄い方向はしなりやすい(=スパインが軟らかい)ということになり、力がかかる方向によって的中位置が変わってしまう(=ミスが拡大される可能性が高い)という問題があります。スパインの全周方向の均一性については、コンパウンド、リカーブを問わず、矢を作る前にベアシャフトで近射して、シャフトの全周方向のスパインにばらつきがないかチェックするというトップ選手がいます。

イーストン独自のACCU CARBON製法

イーストンの4MMパーツが使える
【スーパードライブマイクロ】は内径4MMのオールカーボンシャフトで、イーストンの4MMポイントやノック、ピンインサートが使えるので、バランス調整やチューニングも容易ですね。4MM HLポイントを使用すれば、重量調節範囲はさらに広がります。ポイントを重くしてシャフトをしっかりしならせるようなセッティングにすれば、リカーブボウでも使いやすいのではないでしょうか。

【スーパードライブマイクロ】のお問い合わせ・ご予約は渋谷アーチェリー世田谷店/ONLINE店まで!

EASTON スーパードライブマイクロ ポイント/ピンインサート対応表