～STAN OnneX サムトリガーリリーサー入荷
投稿：2022年5月4日こんにちは。渋谷アーチェリー世田谷店です。
3つの異なる作動方式のリリーサーが同じ形のハンドルでラインナップされている画期的な【STAN OnneXリリーサー】。ようやくミディアムサイズ以上のモデルは入荷し始めたので、手にした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ゼロトラベル
スタンのトレードマークでもある「ゼロトラベル」トリガーは【OnneX サムトリガーモデル】でも健在です。トリガートラベルというのは、リリーサーが作動するまでにトリガーが動く角度というか距離のことで、トリガートラベルが大きいと、シアーが外れるまでにトリガーとシアーが擦れる感触やトリガーが動く感触が指先に伝わって、リリースの瞬間を予測してしまう恐れがあります。ゼロトラベル、すなわちトリガーのトラベルが感じられないことは非常に重要で、無意識にリリースするためには欠かせないものだと思います。
さらに【STAN OnneX リリーサー】では、主要内部パーツはDLCコーティング*されているということで、さらに切れの良いトリガーフィーリングになっている気がします。
*金属表面にナノレベルのカーボンの薄膜を形成することで優れた耐摩耗と低摩擦係数を実現した表面加工。シブヤ ULTIMAリカーブレストのレストピンにも採用されています。
六角レンチ1本でOK
【OnneX サムトリガーモデル】は付属の六角レンチ1本ですべての調整が可能です。
トリガースプリングのテンションは無段階で調節できます。トリガーの付け根のところにテンション調節ネジがあります。無段階で調節できるトリガーテンションはありがたいですね。
トリガートラベル調整ネジは本体側面にあります。STANの刻印のS字のすぐ下にあるのがトラベル調節ネジです。時計回りに回すとトラベルが小さくなり、反時計回りに回すと大きくなります。
トリガーは細身のものが標準装備で、太いバレルのものが同梱されています。トリガーのポスト（軸）は長短2種類あります。トリガーはポストの角度だけでなく、親指をかける部分の角度も調節できます。
【OnneX サムトリガーモデル】のハンドルの薬指から先の部分は、3フィンガーから４フィンガーに切り替えられます（4フィンガーパーツは同梱されています）。角度調節も可能です。3フィンガーのパーツにはホエールフィンという小指をかけられるデザインになっているので、エイミング中に小指の位置が定まらないと落ち着かないというアーチャーにおすすめです。
サイズ感
【OnneX サムトリガーモデル】のミディアムサイズを実際に手にとってみると、ほぼ同じデザインのパーフェックスリリーサーより若干大きめの感があります。カーターの【ジャストカズ】より若干大きく、【TRUボール ブレードプロ】に近いサイズ感です。前のモデル、パーフェックスのMサイズがちょうど良いという方は、【STAN OnneX リリーサー】ではSサイズを選んだ方が良いかもしれませんね。
【STAN OnneX リリーサー】の本体の厚みは13.57ミリでパーフェックスよりも0.3ミリほど厚くなっています。この厚さの違いが「ちょっと大きくなった」感じがする要因かもしれません。ちなみにカータージャストビーカズは14.02ミリ、TURボール ブレードプロは14.47ミリとかなり厚みがありますね。
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