DARTONエクソダス&デパーチャーのカムが進化しています!

投稿:2024年1月14日

DARTONというコンパウンドメーカーは日本では(本国アメリカでも)あまりメジャーではないので、新興メーカーと思われている方もいらっしゃると思いますが、実は老舗ブランドでコンパウンドのカムに関する数々のパテントを所有しているメーカーなのです。つい最近まで主流だったカム&1/2のようなハイブリッドカムのパテントはDARTONが持っています。開発力はあってもマーケティング力がなかったためか、近年はほとんど注目されていませんでした。ハイエンドのオールカーボンアローメーカーのBLACK EAGLEに買収されてから、ブレイデン&ターニャ・ギャレンティン選手、マーティン・ダムズボー選手、世界記録保持者のエラ・ギブソン選手、ベガスシュート二連覇のチャンス・ボーブフ選手、3Dターゲットのベテラントップシューターのジャック・ウォレス選手など多くのトップシューターと契約し、一躍注目を集めるようになりました。

 DARTONの2024年ターゲットモデルは、左右対称のシュートスルーハンドルが特徴の【エクソダス】とコンベンショナルなデザインの【デパーチャー】がラインナップされています。この二つのモデル、シュートスルーかコンベンショナル(通常のサイトウインドウ)デザインの違いだけで、ジェオメトリーやカム、本体重量は同じです。ハンドルジェオメトリーは今主流のストレート系でスピードと安定感のバランスが取れたデザインです。【デパーチャー】は20キロ近いアルミ材から削り出すことで立体的で複雑な穴の開け方になっているので、本体重量を大きく増すことなく剛性の高いハンドルとなっています。

 安定性の高いワイドタイプのリムポケットはリムポジションの再現性が高いリムを左右から挟んで止めるバイス方式を採用。またリムポケットロック機構を備えているのでシューティング中の振動でリムボルトが回ってセッティングが変わる心配がありません。

EXカム
 新しく開発された【EXカム】【ベガス】【テンペスト】と同様に【イコライザー ケーブルシステム】を搭載していますが、ベースカムのデザインが変更され、インナーカムモジュールも新しくなっています。ベースカムのデザイン変更により、スムーズなドローイングとはっきりした「ウォール」の感覚が特徴の今風のカムになっています。引き始めるとすぐにピークウエイト近くまでポンドが上昇しピークウエイトに近い状態がドローサイクルの半分以上続きます。

 引き尺調整はインナーカムモジュールで行いますが、引き尺の範囲毎に6種類のサイズのモジュールが用意されています。ひとつのモジュールで広い引き尺調整範囲をカバーすると、引き尺が長い設定の時と短い設定の時でカムの効率がかなり変わり、短い引き尺設定ではアロースピードが極端に遅くなることがあります。どの引き尺設定でもカムのパフォーマンスを最大限に引き出せるようにするためには、引き尺設定毎のインナーカムモジュールを設計することがベストなのですが、DARTONEXカムは引き尺調整の利便性と効率を両立したハイブリッドデザインと言えます。各モジュールは1/4インチ単位で引き尺の微調整が可能です。またDARTON独自のドローストップタブの着脱によりレットオフ率を65~75%の範囲で調整可能です。

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DARTON エクソダス/デパーチャー仕様
■軸間距離:
37インチ
■カム:EXカム(デュアルシンクカム/イコライザー ケーブルシステム)
■レットオフ率:65%~75%可変式
■ストリングハイト:7インチ
■スピード:325‐326FPS
■引き尺:25.5~32インチ(回転式モジュール・1/4インチ単位)
■ピークウエイト:30‐40・40‐50・50‐60ポンド
■本体重量:2,222グラム
■ハンドルカラー:ブラック・キャンディブルー・キャンディレッド・キャンディパープル・キャンディティール・デザートタン・グレー・ホワイト