~2028年ロサンゼルス大会にコンパウンドを!

投稿:2022年6月25日

 6月24日付のワールドアーチェリーのプレスリリースによると、2028年の夏季オリンピック ロサンゼルス大会にコンパウンド部門の追加が公式に検討されているとのことです。ワールドアーチェリーからIOC(国際オリンピック委員会)に追加種目として申請されたのは男子個人・女子個人とミックス団体戦のコンパウンドの18mインドア競技で、他の競技団体の追加申請とともにIOCが検討中とのこと。

PHOTO COURTCEY OFWORLD ARCHERY

 距離が18mという点と室内競技という点でリカーブの70mアウトドアターゲットという種目とは明確な違いをアピールできることと、2028年大会の開催地ロサンゼルスのあるアメリカ合衆国はインドアアーチェリーが盛んでプロスポーツとして定着しているという背景もあり、コンパウンドをインドア種目で追加申請をしたようです。

ワールドアーチェリー事務局長のトム・ディーレン氏のコメント
「コンパウンドはアーチェリーの世界選手権やワールドカップだけでなく、ワールドゲームズやアジア大会などの地域の総合競技大会、ユニバーシアードにも取り入れられており、リカーブと同じアーチェリー競技の一つとして認知されています。またコンパウンドは世界的なアーチェリー競技人口の拡大、そして一部の地域においては女性のスポーツへの参加に大きく貢献しています。
 コンパウンドボウは1960年代にアメリカ合衆国で生まれましたが、そのアメリカ合衆国では何百万人もの人たちがコンパウドボウを射っています。そんな(アメリカ合衆国の)ロサンゼルスでオリンピックが再び開催される2028年こそ、コンパウンドを競技種目に加える絶好の機会ではないでしょうか。」

INDOOR WORLD SERIESE/PHOTO COURTCEY OF WORLD ARCHERY

 インドアでのオリンピック参入というのはちょっと意外でしたが、競技期間も短く会場もコンパクトに収まる点も選考過程ではアドバンテージなのでしょう。採用されるかどうかまだ全く分かりませんが、コンパウンドが2028年のロサンゼルス大会の種目になればアーチェリーへの注目度が高まると思うので楽しみです。