~アーチャーへの道 社会人編 第四十四射~

みなさん、こんにちは!

渋谷アーチェリーONLINEの富田です。

先週の土曜日は、久しぶりに射型を見てもらいました。

■指をスライドしながらリリースが出来ていない。
(指を開いてリリースしているので安定感がない。肩甲骨、肘を使えてドローイングしていない。)
■クリッカーを切るために最後に手を使ってグッと引いてしまっている。
■アームガードに時々弦が当たっているのは、押手が入り過ぎているため。

以上3点をご指摘いただき、オーバードロー気味なのではないかとのことで、クリッカーを前に出すことをご提案いただきました。

ご指摘いただいた通り、引手の肘や肩を使わずドローイングしていたこと、押手も入り過ぎていて肩が自然と上がって来てしまっていたこと、クリッカーも勢いよくグッと引っ張って切っていたことは自身でも感じていましたが、改善点は見つけられないまま、『練習不足(パワー不足)で引けていないのだろう』という認識でいました。引き尺が長い方が実質ポンドも上がるため有利である(引き尺が長い方が良い)、という固定観念が働き、頑張って引くということこそ美徳と感じていたので、オーバードローについては全く問題視していませんでした。


~以前のクリッカーの位置~

今回、上の写真よりも5mm程度クリッカーを前に出してみました。クリッカーが早く切れてしまう怖さはありましたが、

○手でグッと引き込まなくても肩や肘を使う余裕が出たように思われる。
(肩甲骨の使い方は今後の課題)
○押手に余裕が出来たため入り過ぎることもなくなり、弦がアームガードに当たることもなくなった。力が抜けたことで肩も上がらなくなった。
○引手、押手共に力が抜けたため、本数を射っても疲れが出なくなり、翌日にも疲れが残らなくなった。

以上3点が改善されたように思われます。先日放送されていた『日本メダル話』のアーチェリー特集で語られていた『肩甲骨の重要性』にも個人的に注目していたため、動かせる余裕が出来たことは大きな一歩でした。しかし、射型は一日にして成らず。今後もコツコツと慣らしていきたいと思います。

社会人の週末アーチャーには、もちろん専属の指導者はいないため、問題点の発見&改善が難しいという実態があります。経験値が増えてくると頭も射型も凝り固まりがちですが、数少ないご指導いただく機会に沢山吸収出来る様、スポンジのように柔らかい頭でいたいと思いました。

明日、11月23日(水)は50M/30Mの大会に出場します。前回の530点を越えることも目標の一つですが、今回修正した射型を常に意識して臨めるように頑張ります。