新入生を指導する準備は整っていますか?①

みなさん、こんにちは。
SHIBUYAアーチェリー新宿店の岩崎です。

感染症拡大防止のため休校期間によって、部活動の勧誘などできない状態が続いています。
最近はSNSでの勧誘をしてできる限りの準備をされている学校をよく見かけるようになりました。

今後、学校が再開したら新年度の部活が始まりますが、コーチやアーチェリー経験者の部員がいない部活では、新入部員を指導していくのに自信がない方もいるのではないでしょうか?
実際アーチェリーの道具って教えてもらう機会がないと、なかなか自分でいじれるようにはなりません。
そんな方々に向けて、弓の初期チューニングをブログにあげていこうと思いますので参考にして頂けばと思います。

今回は、初期チューニングの【ハンドルでのポンド調整】について
ポンド調整は簡単にできるチューニングですが、調整範囲など大事な点がありますので、自信がない方は確認しておきましょう!

ポンド調整はハンドルの上下についているティラーボルトを調整することで、弓の強さを上下に2ポンド程度の範囲で調整することが可能です。
ティラーボルトを締め込むとティラーハイトが狭くなり、ポンドが上がります。
反対に緩めるとティラーハイトが広くなり、ポンドが下がります。

現状がどの位置なのか(ポンドアップ、ダウンが可能なのか)把握しておくことが重要です。
ティラーボルトの締め込み上限(フルポンドアップ)はストリングを張った状態で、ティラーボルトとリムの間に紙が入る位置までです。
そこより締め込むとポンドは上がりますが支点が近くなってしまい、グルーピングが広がり、リムの破損のリスクが高まります。
この場合のリム破損は保証対象外になってしまいます。

(左)ストリングを張った状態で紙が入る〇 
(右)ストリングを張った状態で紙が入らない✖ 

HOYTのプロシリーズティラーボルトの場合は、リムと接する部分が可動式なので行き止まりまで締め込んでも大丈夫です。
ポンドダウンの下限はストリングを張らない状態でティラーボルトとリムが触れる範囲です。
緩めすぎはティラーボルトが外れてしまいケガの原因にもなりますのでご注意を。

(左)ストリングを張っていない状態でリムとボルトが触れている〇 
(右)ストリングを張っていない状態でリムとボルトが触れていない✖ 

以上がポンド調整の注意点です。
次回はストリングハイトとティラーハイトについて!