Kings of Archery!

こんにちは、海外営業担当のフィリップです。
現在、オランダで行われているKings of Archery series JVD Open大会に来ています。

去年までには小さな会場で参加人数がかなり限られ、人気があるも小さな大会でしたが、今年からオランダの大手ディストリビューター(卸売業者)のJVDがスポンサーになり、アイントフォーヘン市のインドアスポーツ競技場を貸し切り大々的に行われるようになりました。そして今までと違って、ニームやベガスシュートのような大きなトレードショーも。世界のメーカーが集まり、Win & WinやAxcelなどが新製品を初披露。もちろんSHIBUYAも展示しに来ています!
今年は参加者が700人を超え、インドアワールドカップに負けない豪華なメンツが勢ぞろいです。地元の選手であるマイク・シュルッサー選手やスティーブ・ワイラー選手などはもちろん、ヨーロッパの各国やアメリカからも多くのトップ選手が参加しています。ホールの真ん中が通路になっていて、両端に向けて射っている構造がベガスシュートと同じですね!

そして夜8時になるとKoAの名物、Nerves of Steelが始まりました!的の外側を分厚い鉄板で覆って射ち、外したら確実に矢が壊れる大会です。それでも今年も100名のエントリーが数分で埋まったという。

的の露出部分は8点→9点→10点→X(CP10点)へと、徐々に小さくなり難易度が向上。的の1mほど前に直径50㎝の穴の開いたアクリル板がバリアーとして用意されていました。安全管理が大変そうで、到底真似できませんね…

緊張もあり、第1エンドから脱落者が続きました。100名のうち、最終段階まで進んだのは10数名のみ。
そしてXしか残らない第4エンドまで進んだら、最初の出場者はなんとリカーブの選手!コンパウンド選手に負けず、Xを射ち抜きました!周りに集まった観戦者からはものすごい歓声が上がりました。もう、優勝者は彼で良いのでは?

最終的にはCPの選手がシュートオフで優勝を決めて1000ユーロの賞金を勝ち取りましたが、僕にはこのリカーブの選手が正にアーチェリーの王者に見えました!