~コンパウンドボウのインドアセッティング変更点~

みなさん こんにちは

渋谷アーチェリーONLINEの山本です。

各地でインドアの試合もいくつか消化し、そろそろインドア用のセッティングが固まってきた方も多いのではないでしょうか。以前にもご紹介しておりましたが、私山本はアウトドアとインドアではセッティングを変更します。過去にも書いた内容ではありますが、ちょうどインドアシーズンに入りセッティングに悩んでいる方もいると思いますので、より詳細をご紹介したいと思います。

■変更点①レンズの倍率

通常アウトドア競技では、0.75(6倍)のレンズを使用しています。インドアでは、距離が近い分そこまで倍率を必要としないので、0.62(5倍)に落としてよりドットの動きが目立たないようにします。

コンパウンドのインドア競技は10点が非常に小さく(直径2センチ)より精度高く狙わないといけないように感じてしまい、ドットの動きを止めようと過度な狙いこみを行ってしまいます。そうすると、引き手の動きも止まってしまい、流れが悪くなった結果エイミングも長くなり、点数を落とす傾向にあった為、改善を目指して変更しました。結果ドットの動きが目立たなくなったことで、引き手の流れに自信を持つことが出来、点数のアベレージが高まりました。

■変更点②ドットのサイズ

アウトドアでは【SHIBUYA SC-9WB デュアルカラードットパッケージ白黒】の一番小さいサイズ(写真右)ですが、インドアでは2番目に大きいサイズ(写真左)へ変更します。私の感覚だと、エイミング中にドットで黄色が90~95%程隠れるようになっています。コンパウンド競技のインドアだと、矢が太く、的に的中の後が目立ってしまいドットではなく的の穴の状況で苦手意識が出る事もあります。的の状況に極力左右されないように思い切って隠してしまいました。黄色がほとんど見えないことで、最初から最後までエイミング中の景色は一定になりました。新的とある程度本数を射ったあとの的で狙いやすさが変わってしまう方は、改善出来るかもしれませんね。私自身は安心してうてるようになったと感じますよ。

■変更点③ランチャーのサイズ

アウトドアでは【AAE フリークブレード】の0.010を使用しています。インドアでは、スタンダードの0.010サイズに変更します。ちなみにベガスシュートのX27径ではワイドタイプを使用しています。細めのランチャーを使用するとドローイングで矢が落ちてしまうと言う方がいらっしゃいますが、まっすぐ引ける場合には基本は落ちません。力みやトルクをかけてしまう事で落ちてしまっていることがほとんどだと思いますので、練習だと思って細いのにチャレンジして、まっすぐ引く為の練習をしても良いかもしれませんね。私も最初はカラカラ落ちてましたが、最近はほとんど落ちなくなりました。ランチャーが細いことでクリアランスが良くなりやすいので、矢飛び等で悩んでいる方は試して見ても良いかもしてませんね。

■変更点④レストの前後左右

矢が変わることで、レストの位置も変更します。主に変更するのは左右ですね。おおよその位置を合わせるのは、ペーパーチューニングやウォークバックチューニングで合わせますが、最終的には、射ちながら一番グルーピングが良い位置を探します。
※インドアの場合には、新品の的を使用し、ある程度本数を打つことで、的中の穴からグルーピングを判断しています。

シーズンが変わる度にこの4つの項目でセッティングを見直します。大体合ったら細かいチューニングに移行していく感じですね。

今シーズンまだインドアのセッティング に迷っているかたは、今回の記事を参考にして頂けると幸いです。