PSEのカーボン コンパウンドボウ2027年モデル、【 オーディン】登場!ハンティングボウの高性能をターゲット競技にも!

投稿:2026年11月5日

短い引き尺でも高性能を求めるアーチャーに、新たな選択肢。

PSEから、2027年の新型カーボンコンパウンドボウ【ODIN(オーディン)】が発表されました!【オーディン】は、PSEが長年培ってきたカーボンハンドル技術と最新のFDSカムシステムを組み合わせた、次世代カーボン コンパウンドボウです。

【オーディン】はPSEのハンティングボウのフラッグシップモデルですが、その性能はハンティング用途だけにとどまりません。高い剛性、優れた振動減衰性能、安定したフルドロー、そして初速の速さは、ターゲットアーチャーにとっても魅力的な要素です。特に、引き尺が短く、十分な矢速を得にくいアーチャーや、よりフラットな矢飛びを求めるアーチャーには、ぜひ注目していただきたいモデルです。

1. ショートドローのアーチャーに注目してほしい理由

コンパウンドボウでは、同じピークウエイトであっても、引き尺が短くなるほどパワーストローク(矢を加速させる距離)が短くなり、一般的には矢速が低下します。例えば、引き尺が26インチのアーチャーと30インチのアーチャーでは、同じ弓・同じピークポンドでも、矢に伝えられるエネルギーに差があるため、10~15 fpsの初速差が生まれます。

矢速が向上することで期待できるメリットには、次のようなものがあります。

  • 矢飛びがフラットになる: 矢の落下量が小さくなり、距離のわずかな違いによる着弾位置の変化を抑えやすくなります→フィールドアーチェリーに有利。
  • 風の影響を軽減できる可能性: 矢の飛翔時間が短くなることで、横風の影響を受ける時間を短縮できます。
  • 重めの矢を選びやすくなる: 十分な矢速を確保できれば、矢の重量やスパイン選択の幅が広がります。

もちろん、矢速だけで競技性能が決まるわけではありません。しかし、引き尺の短いアーチャーにとって、高効率なカムと弓の設計は大きなアドバンテージになり得ます。

2. FDSカムがもたらすスピードとフルドローでの安定性

【オーディン】シリーズのXLモデルでは、初速366 fpsとメーカーは表記していますが、これは33インチで計測したものなので、引き尺が短い日本のアーチャーにはあまり関係ないスペックですね。引き尺が短いアーチャーに注目していただきたいのは、【オーディン スペシャリスト】 です。ターゲットモデルにも搭載されているFDS-Mカム仕様の【オーディン スペシャリスト】は、引き尺設定28-1/8インチでメーカー公表の初速が330fpsで、この引き尺の範囲では最速クラスです。

【オーディン】シリーズに搭載されるFDSカムは、単に矢速を追求するだけでなく、フルドローでの安定性にも重点を置いて設計されています。PSEは、カムの構造によってトルクや微細な動きを抑え、より安定したエイミングと再現性の高いショットをサポートするフルドロー時のスタビリティを重視しています。

また、70%・75%・80%・85%の4段階のレットオフを選択可能です。ターゲット競技では、レットオフを低めに設定してホールディングウェイトを増やすことで、バックテンションを維持しやすく感じるアーチャーもいます。一方、ホールディングウェイトが重すぎると疲労やエイミングの不安定さにつながる場合もあるため、自分のシューティングスタイルや競技特性ルに合わせた調整が重要です。

さらにFDS-Mカムでは、引き尺調整の単位は1/4″刻みで、フォームやリリーサーの切り方に合わせた、より細かなカスタマイズが可能になっています。

3. 新設計カーボンライザーが実現する剛性と低振動

【オーディン】は本体重量が1633グラムと、カーボンハンドルならではの軽量性も魅力です(サブ30、スペシャリスト)。PSEがアメリカ国内で開発・製造する新設計のカーボンハンドルが採用されており、従来設計と比較してハンドル剛性が約10%向上しているとのこと。さらに、内部コア構造の改良によって、発射時の振動を大幅に低減しています。ターゲット競技では、ハンドルの剛性や振動減衰性は、ショット時のフィーリングに大きく影響します。

剛性の高いライザーは、発射時の弓の揺れを抑える設計上のメリットがあり、低振動設計は、より落ち着いた発射感につながることが期待できます。

また、コンパクトなハンティングモデルでは省略されがちな、ハンドルのフェイス側(アーチャー側)のロウア―スタビライザーブッシングを備えており、オフセットブラケットが取り付けられます。ターゲット用として使用する場合には、総重量を抑えてスタビライザーやウエイトの追加が可能なので、本体重量が重いモデルよりもバランス調整の範囲が広がります。

5. EZ.220を搭載したLIMB VICE 2

【オーディン】には、PSEのEZ.220システムを採用した新しいリムバイス リムポケット、LIMB VICE 2が搭載されています。これは、カムの傾きやリムのアライメントを調整するための機構です。従来のカム調整では、ボウプレスを使用してスペーサーを交換するなどの作業が必要になることがありました。

【オーディン】では、リムポケット側の調整機構とEZ.220システムを組み合わせることで、より効率的で細かなチューニングが可能になっています。特に、ペーパーチューニングの際に、ボウプレスなしで細かな調整が可能になったのは見逃せないポイントです。

6. オーディン シリーズ、ターゲット用として選ぶならどのモデル?

ターゲットで使用するなら、【スープラXトラスト】にも搭載されているFDS-Mカム仕様の【オーディン スペシャリスト】がおすすめです。引き尺も最短24-1/8″からあり、1/4″単位で細かな引き尺調整が可能なのも、よりミスに対する許容度の高いセッティングを求めるターゲットアーチャーにはアドバンテージとなります。そしてピークウエイトが40ポンド(10ポンド程度ポンドダウン可能)から選べます。

単にアロースピードが速いだけでなく、短い引き尺に合わせやすく、コントロール性やミスに対する許容度の高さを求める方に適したモデルです。

引き尺が短いターゲットアーチャーのための新たな選択肢

【オーディン スペシャリスト】は、ハンティング用に開発されたモデルですが、ターゲットアーチャーにも魅力的な要素が詰まっています。本体重量の軽いモデル、短い引き尺でもパフォーマンスの良いモデルを求めているターゲットアーチャーの選択肢を広げてくれるモデルと言えます。

軽い弓というと、ジュニア向けのエントリーモデルがほとんどで、それらはハンドルの剛性もハイエンドモデルに比べるとどうしても物足りないものでした。【オーディン スペシャリスト】の本体重量は1633グラムと超軽量ですが、同じ重量で比較するとアルミ合金の3倍剛性が高いカーボン素材のハンドルを使用しており、競技用として申し分ない性能を持っています。

また、ジュニア向けのモデルでは、カムも引き尺調整が1″単位と大雑把だったり、レットオフ調整機能などないものがおおいのですが、【オーディン スペシャリスト】は、ターゲット用に開発されたFDS-Mカムという高機能カムを搭載しています。

【オーディン スペシャリスト】や【スープラXトラスト】をはじめ、PSEのコンパウンドのご予約・お問い合わせは渋谷アーチェリー世田谷店、ONLINE店まで!