~新製品レビュー:HOYT AXIAフォームコアリム

投稿:2023年9月9日

発売以来国際大会で大活躍の【AXIAウッドコア】ですが、2024年シーズンに向けてAXIAリムにフォームコア採用の【AXIAフォームコア】がラインナップに加わりました。

AXIAフォームコア

1980年代後半に【ゴールドメダリスト カーボンリム】で人工的な素材【シンタクティックフォーム】をリムのコアに使用したカーボンリムを商品化したのはHOYTが世界で初めてだったので、HOYTと言えばフォームコアリムというイメージの方も多いと思います。ここ数年パンデミックなどの影響により素材の入手が困難だったこともあり、フォームコアはラインナップから姿を消していたので、【AXIAフォームコア】はHOYTファン待望のモデルではないでしょうか。

【シンタクティックフォーム】という素材は、もともとロサンゼルス級原子力潜水艦の艦橋の側面についている「潜舵」のための高強度のフォーム素材に着想を得てアーチェリー用に開発したものだそうです。HOYTでは研究開発部門に力を入れており、オリジナルの【AXIAウッドコア】リムの開発においても過去になかったアーチェリー用に特別にデザインされた織り方のカーボン繊維の採用、8層の積層構造など新しい素材技術が取り入れられています。

開発という点では、発売前から【AXIAフォームコア】のプロトタイプを複数のトップアーチャーがテストしていて、そのフィードバックを元に最終的なスペックを決定して商品化されています。ジャック・ウィリアムス選手がSHIBUYA ARCHERY CLASSICに来日した時に使用していたリムは、実は【AXIAウッドコア】のように塗装されたプロトタイプの【AXIAフォームコア】でした。リムの側面が塗装されているのに気が付いた方もいらっしゃったようですね。またケーシー・コーフォールド選手がワールドカップ 第4節パリ大会で優勝した時のリムも、【AXIAウッドコア】のように塗装された【AXIAフォームコア】でした。

AXIAフォームコア仕様
■リム接合方式:フォーミュラ/グランプリ
■8層カーボン/シンタクティックフォームコア
■サイズ:ショート、ミディアム、ロング
■強さ:22~50ポンド(2ポンド単位)

世田谷店で試射できます!
世田谷店では同じくHOYTの2024年モデル【GMX3】【AXIAフォームコア】のグランプリモデル(M-38)を組んで置いてあります。実際に試射したアーチャーの感想を聞くと、「柔らかくて引きやすい」「静か」「まっすぐ返る感じがする」と好印象のようです。ただ【Xツアー】など以前のHOYTのフォームコアリムに比べると張りがあるという感想もありますが、WINのリムを使っているアーチャーにも違和感なく射てる「柔らかさ」ということも言えそうです。

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